新卒採用でも中途採用でも必ずといっていいほど聞かれる志望動機。

採用担当の私も、もし求職者側だったら正直志望動機を考えるのがめんどくさいです。

お金くれたら頑張って働きます、わたしのキャリア・アンカーはお金です。はい。

でもまあこんなこと言ったら悲しいかな落ちてしまう可能性が高い日本企業。。。

志望動機は避けて通れないとは言え、実際どのくらい重視されているのでしょうか?

 

①新卒採用VS中途採用

これは言うまでもなく、新卒採用においてのほうが志望動機が重視されます。

何故なら新卒は経験がないため、判断基準の割合が熱意や動機に偏りがちになるからです。

②中途採用にける若年層VSベテラン層

こちらも若年層のほうが志望動機が重視されます。理由は①と同じく、若年層は経験が浅いため、熱意や動機で判断される割合がどうしても高くなります。逆にハイクラスの中途採用になればなるほど、書類選考上における志望動機は重視されません。何故ならば、ハイクラスになればなるほど、スキルや経験を求めて企業側も雇用するからです。

社長クラスの採用でイメージすると分かりやすいと思いますが、社長クラスの方の採用において、志望動機が良いけれど経験がない方と志望動機は薄くても経験豊かな方とではどちらに経営を任せるかといったら後者に任せる企業の方が多いのではないでしょうか?ベテランの転職の書類選考においては、志望動機は面接に通過してから考えるくらいで良いでしょう。(企業にもよりますが)

③中途採用における未経験者VS経験者

こちらも言わずもがな、未経験者を採用する際は志望動機を重視します。例えば全く違う職種からキャリアチェンジする場合、採用担当から見たら、何故全くの畑違いの人がうちへ応募するのだろう?と疑問に思いませんか?未経験者で特にキャリアチェンジをする方は、転職理由と志望理由はきちんと書類上でも記載しましょう。

④スタートアップ企業

日系のスタートアップ企業やベンチャーを受ける際も志望動機は気をつけたほうが良いかもしれません。何故なら少ないメンバーで会社を成長させていく上で、メンバーの動機や志が同じ方向を向いていないとスピード感を持って事業を進められないからです。

⑤外資系VS日系

外資系よりも日系企業のほうが志望動機が重視されます。何故ならば、日系企業は長らく終身雇用制度を採用していたので、現在でも長く勤務してくれる人間を採用する傾向が強いです。そうなると自ずと、志望動機で会社への忠誠心をはかりがちです。

もしあなたが就職や転職する際、上記のどの立場に当てはまりますか?

ご自身の転職のステージを客観的に見た上で、志望動機がどの程度必要とされているか考えながら活動を行うといいかもしれません。

▶ では一体企業は志望動機で何を見ているのか?

BtoBだったりニッチな業種であればあるほど、どうしてもこの会社で働きたい!という理由が思いつかない人がほとんどだと思います。だからこそ、どこでも聞かれるこの定番の質問に対して、候補者がどのくらいきちんと準備して論理的な文章に仕上げ、それを言葉に出して説明できるかを見ています。つまり、論理性や地頭の良さと言った部分を見ているのです。人気企業であればあるほど、採用枠が限られているところへ、何百、何千の方々が応募があります。その中でふるいにかけるためには志望動機を判断基準にしている企業がほとんどかと思われます。また、日系企業で歴史のある企業だと、会社への忠誠心を見るケースもあります。

ここからは個人の主観になりますが、採用の際に志望動機に重きを置くことは、成果主義や職務遂行能力の高い人間を採用したいという観点からするとナンセンスのように思えます。志望動機は「家から近い」とか「給与が良い」でも私は構わないと思っています。採用に大切なことは求職者の「プロ意識」を見ることだと思います。プロ意識がある人は、結果を残すために忠実です。それは企業に利益をもたらすはずです。

成果主義を導入していると言いながら志望動機を重視する日系企業は、まだまだ終身雇用の気質が抜けきらないと感じる今日このごろ。